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花粉曝露で乳児の呼吸器症状リスク上昇

2022年4月20日  Allergy

前向き出生コホートに登録された健康な乳児401例の観察データ1万4874件を用いて、花粉曝露による生後1年間の呼吸器症状リスクを検討。週1回の電話インタビューで呼吸器症状を評価し、一般化加法混合モデルで花粉曝露との関連を評価した。 その結果、解析期間(1月から9月)中、花粉曝露で日中(1m3当たり花粉数10%増加当たりのリスク比:樹木+草1.006、95%CI 1.002-1.009、樹木1.005、1.002-1.008、草1.009、1.000-1.23)および夜間(同:樹木+草1.003、0.999-1.007、樹木1.003、0.999-1.007、草1.014、1.004-1.024)の呼吸器症状が増加した。母親のアトピーおよび児の性別による効果修飾は見られなかったが、花粉(樹木+草)と微小粒子状物質(PM2.5)の間に複雑な交互作用が認められた(P=0.003)。...