予防的卵管卵巣摘出後の腹膜がんリスク、STICの有無により差
2022年4月21日
Journal of Clinical Oncology
BRCA1/2変異陽性者を対象とした予防的卵管卵巣摘出術(RRSO)施行後の腹膜がん発症リスクを系統的レビューと個別患者データのメタ解析で検討。RRSO施行時の漿液性卵管上皮内癌(STIC)の有無別にリスクを比較した。 試験17件から3121例の個別患者データが得られ、そのうち115例にRRSO施行時にSTICがあった。RRSO施行時にSTICがあった女性が追跡期間中に腹膜がんを発症する推定ハザード比は、STICがなかった女性との比較で33.9(95%CI 15.6-73.9、P<0.001)だった。腹膜がん発症の5年リスクと10年リスクは、RRSO施行時にSTICがあった女性が10.5%と27.5%、STICがなかった女性では0.3%と0.9%だった。...
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