米国およびカナダの肝移植センター計3施設で、腫瘍学的療法で疾患が制御されている切除不能な大腸がん肝転移(CRLM)に対する生体肝移植(LDLT)の生存転帰を前向きコホート研究で検討。レシピエント10例(男性60%、年齢中央値45歳)とその生体ドナー10例(同70%、40.5歳)を対象に単変量統計で周術期罹病率および死亡率を評価し、カプラン・マイヤー法でレシピエントの生存率を推定した。 その結果、1.5年時点の無再発生存率のカプラン・マイヤー推定値は62%、総生存率では100%だった。レシピエントでの周術期合併症発生率はClavien-Dindo分類グレードIIが30%、グレードIIIが40%、ドナーではグレードIが40%、グレードIIIが10%だった。...
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