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CKD貧血でダプロデュスタットがダルベポエチンに非劣性

2022年4月22日  Annals of Internal Medicine

14カ国90施設で、慢性腎臓病(CKD)による透析導入患者312例(中央値55歳、男性62%)を対象に、貧血治療に用いるダプロデュスタットとダルベポエチンαの有効性および安全性を前向き無作為化非盲検臨床試験で比較。intent-to-treat集団の主解析では、試験開始前から評価期間(第28-52週)までのヘモグロビン(Hb)濃度の平均変化量を評価した。ダルベポエチンαに対するダプロデュスタットの非劣性マージンを-0.75g/dLとした。 その結果、306例が試験を完遂した。評価期間中の平均Hb濃度は、ダプロデュスタット群が10.5g/dL、ダルベポエチンα群が10.6g/dLだった。補正後の平均治療差が-0.10g/dL(95%CI -0.34-0.14 g/dL)となり、ダルベポエチンαに対するダプロデュスタットの非劣性が示された。 両群ともに、試験開始前から第52週までに1カ月当たりの平均静注鉄剤使用量が減少したが、ダプロデュスタットに鉄剤減少率の優越性は認められなかった(補正後平均治療差19.4mg、同-11.0-49.9mg)。ダプロデュスタット群の76%、ダルベポエチンα群...