米国の認定がん医療施設748施設を対象に、さまざまな地域や施設での新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行によるがん検診受診の減少状況を前向き質改善研究で検討。乳がん、大腸がん、肺がん、子宮頸がん検診を解析対象とした。 その結果、大多数の施設で1カ月当たりの検診受診数が減少した(検診数が減少したと報告した施設の割合:大腸がん検診80.6%、子宮頸がん検診69.0%、乳がん検診55.3%、肺がん検診44.6%)。1カ月当たりの検診検査数(MTV)の相対的変化率中央値は、大腸がん-17.7%、子宮頸がん-6.8%、乳がん-1.6%、肺がん1.2%だった。地理的な差は見られなかった。大腸がん検診のMTV変化率に施設の種類による統計的有意差が認められた(P=0.02)。...
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