オミクロン株、デルタ株より嗅覚消失少なく咽頭痛多い
英国で新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)のオミクロン変異株とデルタ変異株による症候性感染や入院の可能性を前向き縦断的観察試験で比較した(ZOE COVID試験)。 COVID-19患者追跡アプリZOE COVIDで検査結果や症状を自己報告した参加者63002例を特定し、2つの期間(デルタ株流行期の2021年6月1日から同年11月27日までとオミクロン株流行期の2021年12月20日から2022年1月17日まで、各4990例)で、年齢、性別、ワクチン接種回数をマッチさせた。 その結果、オミクロン株流行期の感染者の方がデルタ株流行期よりも嗅覚消失が少なく(16.7% vs. 52.7%、オッズ比0.17、95%CI 0.16-0.19、P<0.001)、咽頭痛が多かった(70.5% vs. 60.8%、同1.55、1.43-1.69、P<0.001)。入院率は、オミクロン株流行期の方がデルタ株流行期よりも低かった(1.9% vs. 2.6%、同0.75、0.57-0.98、P=0.03)。...
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