造血細胞移植(HCT)を受けた血液がん患者56例を対象に、白血球-血管内皮細胞の相互作用の定量的特徴と患者転帰の関連を前向きコホート試験で検討。HCTから中央値40日後に非侵襲的ビデオ顕微鏡検査で皮膚の微小血管血流を記録し、1時間当たりの白血球の接着-回転運動(A&R)を計測した。主要評価項目は、がんの再発、無再発生存率および総生存率とした。 その結果、21例がA&R高値、35例がA&R低値だった。改訂Disease Risk Indexで補正後、A&R高値の患者の再発率がA&R低値の患者より高く(ハザード比4.24、95%CI 1.32-13.58、P=0.02)、無再発生存率(同3.29、1.26-8.55、P=0.02)および総生存率(同3.06、1.02-9.19、P=0.05)が低かった。A&Rは再発と生存を予測する情報の82-95%を占めた。...
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