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脛骨開放骨のリング固定、内固定より下肢合併症多い

2022年4月23日  The Journal of Bone & Joint Surgery

重症の脛骨骨幹部開放骨折患者260例を対象に、リング固定(modern external ring fixation)と内固定を多施設無作為化試験で比較(FIXIT試験)。主要評価項目は、無作為化後365日似内の重篤な下肢合併症(切断、感染症、軟部組織の問題、偽関節、変形癒合、整復位損失・インプラント不全)とし、254例を最終解析の対象とした。 その結果、1つ以上の重篤な下肢合併症の発生率は、内固定(43.7%)よりリング固定(62.1%)の方が高く(P=0.005)、整復位損失・インプラント不全の発生率の差が最も顕著だった(P=0.002)。深部感染症(創外固定26.1% vs. 内固定29.7%、P=0.54)、切断、偽関節、軟組織の問題、変形癒合、骨折治癒に群間差は見られなかった。...