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PAD患者の歩行距離、自宅訓練プログラムで改善

2022年4月23日  Journal of the American Medical Association

間欠性跛行が見られる末梢動脈疾患(PAD)患者190例(平均年齢68歳、女性30%、白人79%)を対象に、在宅での歩行運動に対する行動変容介入の効果を多施設共同無作為化臨床試験で検討した(MOSAIC)。 患者を無作為により介入群(95例)と通常診療群(95例)に割り付け、介入群では理学療法士による動機付けアプローチを用いた歩行運動に対する行動変容介入を実施した。主要評価項目は、3カ月時点の6分間歩行距離(6MWD、臨床的に重要な最小差8-20m)とした。 148例(78%)が3カ月間の追跡調査を完了した。6分間歩行距離は、介入群では介入前の352.9mから3カ月時点の380.6mへ、通常診療群では369.8mから372.1mへと変化が見られた(調整平均群間差16.7m、95%CI 4.2-29.2m、P=0.009)。介入群で13件、通常診療群で3件の重篤な有害事象が発現したが、いずれも試験と関連なしまたはおそらく関連なしと考えられるものだった。...