切除可能NSCLC、ニボルマブ＋術前化学療法でEFS改善

IB-IIIA期の切除可能な非小細胞肺がん（NSCLC）の患者を対象に、ニボルマブ＋化学療法による術前補助療法の効果を非盲検第III相試験で検討（CheckMate 816試験）。患者を無作為化によりニボルマブ＋化学療法群と化学療法単独群に割り付けた。主要評価項目は、無事象生存期間（EFS）および病理学的完全奏効（切除した肺とリンパ節の生存腫瘍0％）とした。 EFS中央値は、ニボルマブ＋化学療法群が31.6カ月、化学療法単独群が20.8カ月だった（進行、再発または死亡のハザード比0.63、97.38％CI 0.43-0.91、P＝0.005）。病理学的完全奏効が得られた患者の割合は、それぞれ24.0％、2.2％だった（オッズ比13.94、99％CI 3.49-55.75、P＜0.001）。グレード3または4の治療関連有害事象の発現率は、ニボルマブ＋化学療法群が33.5％、化学療法単独群が36.9％だった。...