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重症小児、抜管後のHFNCはCPAPに非劣性示さず

2022年4月24日  Journal of the American Medical Association

英国で、抜管後72時間以内に非侵襲的呼吸補助を要する0-15歳の重症患児600例を対象に、抜管後の最適な非侵襲的呼吸補助を実用的多施設共同無作為化非劣性試験で検討。患児を無作為化により高流量鼻カニュラ(HFNC)群(体重に応じた流量、299例)と持続的気道陽圧(CPAP)群(7-8cmH2O、301例)に割り付けた。主要評価項目は、無作為化から呼吸補助からの離脱までの期間とし、HFNCの非劣性を調整ハザード比0.75のマージンで評価した。 553例(HFNC 281例、CPAP 272例)を解析対象とした(年齢中央値3カ月、女児44%)。主要評価項目の中央値はHFNC群が50.5時間、CPAP群42.9時間(で、HFNCは非劣性の基準を満たさなかった(調整ハザード比0.83、片側97.5%CI 0.70-∞)。頻度の高い有害事象に腹部膨満(HFNC群2.8% vs. CPAP群2.6%)、鼻・顔面外傷(同5.0% vs. 5.5%)があった。...