1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 健康的な生活で認知症発症が遅くなる

健康的な生活で認知症発症が遅くなる

2022年4月26日  British Medical Journal

米シカゴの65歳以上の男女2449例を対象に、生活習慣因子が平均余命およびアルツハイマー型認知症(AD)に罹患せず過ごす期間に及ぼす影響を前向きコホート研究で検討。 脳の健康に良い食事(MIND食スコア上位40%に分布)、晩年の認知活動(上位40%の複合スコア)、中・高強度の運動(150分/週以上)、禁煙、軽度・中等度のアルコール摂取(女性1-15g/日、男性1-30g/日)の改善可能な生活習慣因子5項目に基づき健康的な生活習慣をスコア化した。 65歳の女性の平均余命は、健康因子4-5項目の方が0-1項目よりも長かった(24.2年 vs. 21.1年)。65歳時点の平均余命全体にAD罹病期間が占める割合は、健康因子4-5点の女性では10.8%、0-1点の女性では19.3%だった(2.6年 vs. 4.1年)。 65歳の男性の平均余命は、健康因子4-5項目の方が0-1項目よりも長かった(23.1年 vs. 17.4年)。65歳時点の平均余命にAD罹病期間が占める割合は、健康因子が4-5項目の男性では6.1%、0-1項目の男性では12.0%だった(1.4年 vs. 2.1年)。...