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精神疾患患者は一般的な身体疾患併存で平均余命11年短縮

2022年4月27日  JAMA Psychiatry

1900-2015年にデンマークで出生し、追跡調査開始時(2000年)に同国に居住していた男女594万6800人を対象に、さまざまな精神疾患と身体疾患の併存が死亡率に及ぼす影響をコホート研究で検討。年齢中央値は、追跡開始時が32.0歳、終了時が48.9歳だった。 その結果、精神疾患と一般的な身体疾患のさまざまな組み合わせに基づく平均死亡率比(MRR)は検討した疾患がいずれもない人に対して5.90(中央値4.94)で、一般集団と比較より平均余命が11.35年(中央値11.08年)短かった。精神疾患患者に併存する身体疾患の種類によってMRRに差が見られた(平均MRR:神経疾患の併存1.22、がんの併存4.07)。...