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AZD7442単回投与で症候性COVID-19予防

2022年4月27日  New England Journal of Medicine

新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)高リスク者に対する抗体医薬AZD7442(tixagevimabとcilgavimabの併用)単回筋肉内投与の有効性と安全性を進行中の第III相国際無作為化比較試験で評価。ワクチン接種の効果が十分得られないリスクがあるかSARS-CoV-2への曝露のリスクがある18歳以上の参加者計5197例を無作為化によりAZD7442とプラセボに割り付けた。 その結果、AZD7442群の1221例(35.3%)とプラセボ群の593例(34.2%)が有害事象1件以上を報告した。事象のほとんどは軽度ないし中等度だった。AZD7442群の8例(0.2%)とプラセボ群の17例(1.0%)が症候性の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を発症した(相対リスク低下76.7%、95%CI 46.0-90.0、P<0.001)。中央値で6カ月間の追跡期間中、82.8%(同65.8-91.4)の相対リスク低下が見られた。5例が重症または重篤のCOVID-19を発症した、2例がCOVID-19のため死亡したが、いずれもプラセボ群だった。...