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認知症リスクは民族により大きな差

2022年4月29日  Journal of the American Medical Association

米国で、5つの人種・民族別および地理的地域別の認知症発症率を後ろ向きコホート研究で検討。55歳以上の無作為標本186万9090例(平均年齢69.4歳、女性2%、アメリカ先住民またはアラスカ先住民0.4%、アジア人0.5%、黒人9.5%、ヒスパニック1.0%、白人88.6%)から成る退役軍人保健局コホートを解析対象とした。主要評価項目は、認知症発症の診断(国際疾病分類第9、10版)とした。 その結果、1000人年当たりの年齢調整発症率は、アメリカ先住民またはアラスカ先住民が14.2、アジア人が12.4、黒人が19.4、ヒスパニックが20.7、白人が11.5だった。白人と比較した完全調整ハザード比は、アメリカ先住民またはアラスカ先住民1.05、アジア人1.20、黒人1.54、ヒスパニック1.92だった。...