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オルソレンズ装用で涙液層の質が低下

2022年4月30日  専門誌ピックアップ

オルソケラトロジーレンズの装用期間が1年を超える小児患者145例を対象に、オルソケラトロジーレンズが涙液層表面の質に及ぼす影響を後ろ向き試験で検討。涙液層の破綻(TFD)および中央部のTFD(cTFD)を角膜トポグラフィーで測定した。 その結果、追跡1日でTFDおよびcTFDに有意な増加が見られ(t=-17.3、-10.4、いずれもP<0.001)、この変化は12カ月時まで確認された(F=51.1、28.0、いずれもP<0.001)。別のオルソケラトロジーレンズ処方のため1カ月間使用を中止した11例のサブグループでもTFDの有意な増加が見られたが(0.172±0.161)、レンズ装用中止後は装用前の水準に戻った(0.084±0.059)。単眼の装用者サブグループ(23例)では、装用眼のTFDおよびcTFDが増加したが、他眼では安定していた。...