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心疾患男性への硝酸薬とPDE5阻害薬の同時処方は安全

2022年5月1日  Annals of Internal Medicine

デンマークで、虚血性心疾患(IHD)男性患者に対する硝酸薬とホスホジエステラーゼ5(PDE5)阻害薬の同時処方による心血管系有害事象を全国規模の症例クロスオーバー研究で検討。2000年から2018年までの間に特定したIHD男性患者24万9541例のうち、4万2073例が硝酸薬を継続的に処方されていた。 その結果、硝酸薬を使用しているIHD患者に対するPDE5阻害薬の処方率は、2000年の100人当たり年間平均0.9件から2018年には19.5件へと増加した。硝酸薬とPDE5阻害薬の同時処方に心血管系の有害事象との間に統計学的に有意な関連性は見られなかった(心停止、ショック、心筋梗塞、虚血性脳卒中、緊急冠動脈造影の複合転帰のオッズ比0.58、CI 0.28-1.13、失神、狭心症、薬物関連有害事象の複合転帰のオッズ比0.73、CI 0.40-1.32)。...