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出生前ステロイド曝露による産児の神経学的リスク

2022年5月2日  JAMA Pediatrics

出生前ステロイドに曝露した産児の長期転帰を系統的レビューとメタ解析で検討。無作為化試験(RCT)、準RCT、コホート研究計30試験(転帰評価時点で1歳以上だった小児125万例以上)を対象とした。 その結果、超早産(extremely preterm)で出生した小児では、出生前ステロイド1コースへの曝露で神経発達障害の有意なリスクが低下した(調整オッズ比0.69、95%CI 0.57-0.84、I2=0%、確実性:低)。後期早産で出生した小児では、出生前ステロイド曝露で神経認知障害検査のリスクが高かったし(小児2万5668例、調整ハザード比1.12、95%CI 1.05-1.20、確実性:低)。満期正期産で出生した小児では、精神・行動障害(小児64万1487例、同1.47、1.36-1.60、確実性:低)および神経認知障害の確定診断または疑い(小児52万9205例、同1.16、1.10-1.21、確実性:低)のリスクが高かった。...