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コロナワクチン2回目接種後に心筋炎リスク上昇

2022年5月2日  専門誌ピックアップ

北欧4カ国で、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)mRNAワクチン接種後の心筋炎および心膜炎のリスクを評価。4カ国共通プロトコールによる大規模コホート研究4件(12歳以上の住民計2312万2522例、女性50.2%、試験終了時点のワクチン接種率81%)のデータを用いてメタ解析を実施した。 調査対象期間中(2020年12月27日から2021年10月5日まで)、心筋炎事象1077件、心膜炎事象1149件が確認された。同種接種を受けた12歳以上の男女では、2回目接種後28日間は心筋炎リスクが高く、補正後疾患発生率比(IRR)は、BNT162b2ワクチンが1.75、mRNA-1273ワクチンが6.57だった。16-24歳の男性では、BNT162b2ワクチン2回目接種後の補正後IRRが5.31、mRNA-1273ワクチンでは13.83で、2回目ワクチン接種10万人当たりの超過事象数は、BNT162b2が5.55件、mRNA-1273では18.39件だった。心膜炎の推定もほぼ同じだった。...