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アトピーのルキソリチニブ、最大使用量試験で忍容性確認

2022年5月3日  専門誌ピックアップ

アトピー性皮膚炎患者41例を対象に、1.5%ルキソリチニブクリームの安全性、忍容性およびバイオアベイラビリティを最大使用量(maximum-use)非盲検第I相試験で検討。1日2回28日間塗布した後、37例に28日間(延長投与期間)にわたり塗布を継続した。治験薬投与下での有害事象の発現率などにより安全性を評価し、血漿中濃度と薬物動態パラメータを副次評価項目とした。 その結果、患者の31.7%から治験薬投与下での有害事象が報告された。9.8%から治験関連の有害事象が報告された。最初の28日間の平均血漿中濃度は、骨髄抑制の50%阻害濃度の281nMを大きく下回る104nM(標準偏差309nM)で、延長投与期間にはさらに低下した。極めて広範囲に塗布した患者数例に血漿中濃度高値が見られた。患者の94.6%が56日目に湿疹面積・重症度指数(EASI)75%以上改善を達成した。...