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DBTと合成2Dマンモ併用で浸潤性乳がんの検出率向上

2022年5月5日  The Lancet Oncology

ドイツで、デジタル乳房トモシンセシス(DBT)と合成2次元マンモグラフィの併用とデジタルマンモグラフィ単独による浸潤性乳がんの検出力を多施設共同非盲検優越性試験で比較(TOSYMA試験)。全国検診プログラムの対象となる女性(50-69歳)を無作為化によりDBT+合成2次元マンモグラフィ(4万9715例)と合成2次元マンモグラフィ単独(4万9762例)に割り付けた。主要評価項目は、浸潤性乳がんの検出率および24カ月時点の浸潤性中間期がんの発生率とした。 その結果、1000例当たりの浸潤性乳がん検出率は、DBT併用群が7.1、合成2次元マンモグラフィ単独群が4.8だった(オッズ比1.48、95%CI 1.25-1.75、P<0.0001)。有害事象および機器不具合の発生はまれだった(有害事象:各群6件、機器不具合:DBT併用群23件 vs. 合成2次元マンモグラフィ単独群5件)。重篤な有害事象は報告されなかった。...