胃食道逆流症(GERD)患者456例を対象に腹腔鏡下の後方部分噴門形成術(PF:270度巻き付ける)と全周性噴門形成術(TF:360度巻き付ける)を比較した二重盲検無作為化試験の追跡調査を実施し、術後15年超の長期成績(機械的合併症、逆流のコントロール、生活の質)を検討。310例のデータが得られ(PF群159例、TF群151例)、平均追跡期間は16年だった。 その結果、PFとTFの術後15年時点の嚥下障害スコア平均値は液体(1.2点 vs. 1.2点、P=0.58)および固形物(1.3点 vs. 1.3点、P=0.97)のいずれも低く、統計的有意差は認められなかった。逆流症状は両術式ともに良好にコントロールされており、生活の質スコアの改善も同等だった。...
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