習慣的喫煙者45例(平均年齢22.0±4.4歳)を対象に、喫煙による涙液層、瞳孔サイズ、眼の調節能への即時的影響を検討した。 紙巻きたばこ喫煙後5分以内にフルオレセイン染色、ティアスコープ、角膜トポグラフィーで評価した結果、いずれの評価法でも涙液層破壊時間(TBUT)が統計的有意に低下した(P<0.001)。紙巻きたばこ喫煙後に涙液油層厚(P<0.01)、瞳孔サイズ(P<0.01)、push up testで評価した遠近調節力(AoA、P<0.001)の統計的有意な低下が見られた。喫煙前と喫煙後の涙液メニスカス高(TMH)および焦点深度曲線に統計的有意差は見られなかった(P>0.05)。...
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