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早期発症側弯症の年間発生率0.019%、有病率0.077%

2022年5月9日  専門誌ピックアップ

2000-20年の地域在住10歳未満児229万5929人(男児117万149人と女児112万5780人)を対象に、早期発症側弯症の発生率および有病率を多施設共同後ろ向きコホート研究で検討した(弘前大学のMason AlNouri氏らによる報告)。 その結果、早期発症側弯症が計469例(男児227例と女児242例)確認された。年間発生率は0.019%、有病率は0.077%だった。初診年齢は6歳が最も多かった。男児(48.4%)より女児(51.6%)に多く見られ、右カーブ(45.8%)より左カーブ(54.2%)が多く、胸椎のシングルカーブ(38.2%)が多数を占めた。側弯カーブは44.3%で進行せず、38%で進行し、17.7%で進行の有無の経過観察が不十分だった。神経筋性が40.1%と最も多く、このうち83.5%が脳性まひだった。...