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腱板修復術前オピオイド使用の有無でPROMISスコア比較

2022年5月11日  専門誌ピックアップ

関節鏡視下腱板修復術(ARCR)を施行した患者184例を対象に、術前のオピオイド使用が患者報告転帰測定情報システム(PROMIS)スコアに及ぼす影響を後ろ向きに検討した。 その結果、オピオイド非使用者群は、オピオイド急性使用者群およびオピオイド慢性使用者群より術前の上肢機能(30.6点 vs. 28.9点 vs. 26.1点、P<0.05)および痛みの支障度(61.5点 vs. 64.9点 vs. 65.3点、P<0.001)のスコアが良好だった。術後6カ月時点で、非使用者群に急性使用者群および慢性使用者群より上肢機能スコアの有意な増加(41.7点 vs. 35.6点 vs. 33.5点、P<0.001)、うつ病スコアの低下(41.6点 vs. 45.8点 vs. 51.1点、P<0.001)、痛みの支障度スコアの低下(50.7点 vs. 56.3点 vs. 58.1点、P<0.01)が見られ、1年時点では痛みの支障度(47.9点 vs. 54.3点 vs. 57.4点、P<0.0001)およびうつ病(41.6点 vs. 48.3点 vs. 49.2点、P=0.0002)のスコア低下が...