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子宮がん、低分割定位的放射線療法の短期的な忍容性良好

2022年5月12日  JAMA Oncology

カナダ・オンタリオ州のがんセンター2施設で手術を受けたI-III期子宮がん患者61例(年齢中央値66歳)を対象に、補助療法に用いる骨盤に対する低分割定位的放射線療法(30Gy/5分割で隔日または週1回)実施後の急性毒作用および患者報告転帰を第I/II相非無作為化比較試験で検討(SPARTACUS試験)。追跡期間中央値は9カ月だった。 その結果、急性消化管毒作用の発生率はグレード1が54%、グレード2が13%、急性泌尿生殖器毒作用のグレード1は41%、グレード2は3%だった。1例(1.6%)に5回目にグレード3の急性消化管毒性(下痢)が認められたが、追跡時に解消していた。患者報告による下痢スコアのみが、試験開始前(平均スコア6.56点)に比べ5回目(同35.76点)で臨床的および統計的有意に不良だったが(P<0.001)、追跡時には症状の改善が見られた。...