植物由来COVID-19ワクチン、変異株にも有効
2022年5月11日
New England Journal of Medicine
植物由来コロナウイルス様粒子(CoVLP)とアジュバントAS03を組み合わせた新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチン、CoVLP+AS03(Medicago社製)の有効性と安全性を第III相国際共同無作為化プラセボ対照試験で検討。健康成人2万4141例(年齢中央値29歳)をCoVLP+AS03とプラセボに割り付け、21日間隔で2回筋肉内投与した。 その結果、2回目接種から7日以上経過後、intention-to-treat集団の165例にCOVID-19症例が確認され、いずれも原種株の変異が認められた。配列決定で同定された変異株5種類による症候性COVID-19に対するワクチンの有効性は69.5%だった。事後解析では、中等度ないし重度疾患に対するワクチンの有効性は78.8%、試験開始前の血清が陰性だった参加者では74.0%だった。有害事象のほとんどが軽度ないし中等度かつ一過性で、ワクチン群の方がプラセボ群よりも頻度が高かった(局所有害事象92.3% vs. 45.5%、全身性有害事象87.3% vs. 65.0%)。...
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