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10代ダウン症患者のOSAに上気道刺激デバイスが有効

2022年5月15日  専門誌ピックアップ

アデノイド切除および口蓋扁桃摘出術後も持続する重度閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)を呈するダウン症候群思春期患者42例(平均年齢15.1歳、男性66.7%)を対象に、上気道刺激療法の安全性および有効性を前向きコホート研究で検討。追跡期間は1年だった。 その結果、無呼吸低呼吸指数(AHI)の平均改善度は12.9回/時間だった。1年時点のAHIの50%低下達成と定義した奏効率は65.9%、10回/時間未満のAHI達成率は73.2%だった。最も頻度の高い合併症は一過性の舌や口腔の不快感で(11.9%)、再手術率は4.8%だった。OSA-18総スコアの平均改善度は34.8、エプワース眠気尺度スコアでは5.1だった。夜間療法の平均実施時間は9.0時間で、一晩当たり4時間以上の実施率は95.2%だった。...