早期NSCLC、治療後の残存ctDNA検出で再発予測
早期非小細胞肺がん(NSCLC)根治的治療後の再発リスクを循環腫瘍DNA(ctDNA)検出による予測の可能性を高感度の患者特異的なRaDaRTMアッセイを用いて検討。早期NSCLC(病期I期48.9%、II期28.4%、III期22.7%)88例から採取した血漿検体363検体を解析した。 その結果、治療前の病期I期の患者の24%、II期の患者の77%、III期の患者の87%からctDNAが検出された。ctDNA検出の臨床特異度は98.5%を超えており、原発腫瘍再発の臨床検出より中央値で212.5日早く検出された。臨床的再発が認められた患者の64.3%から治療後にctDNAが検出された。指標とした治療終了後2週間から4カ月の期間に患者の17%からctDNAが検出され、検出された患者は検出されなかった患者より無再発生存期間(ハザード比14.8、P<0.00001)と総生存期間(同5.48、P<0.0003)が短かった。治療前にctDNAが検出された患者は、総生存期間(同2.97、P=0.01)と無再発生存期間(同3.14、P=0.003)が短かった。...
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