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長期にわたる余暇の運動で全死因死亡リスク低下

2022年5月16日  専門誌ピックアップ

2回以上の健康診断で余暇の身体活動(LTPA)について報告した台湾人成人21万327人を対象に、長期LTPAと全死因死亡および心血管疾患(CVD)死亡リスクの用量反応関係を前向きコホート研究で検討。最長追跡期間23年(365万5734人年)で1万539例が死亡し、そのうち1919例がCVDによる死亡だった。 その結果、長期のLTPAと全死因死亡およびCVD死に負の非線形用量反応関係が認められた。参照群(運動量0MET時間/週)に対する全死因死亡のハザード比は、不十分な運動量(0.01-7.49MET時間/週)が0.74(95%CI 0.69-0.80)、推奨運動量(7.50-15.00MET時間/週)が0.64(同0.60-0.70)、推奨を上回る運動量(15MET時間/週超)が0.59(同0.54-0.64)、CVDによる死亡のハザード比はそれぞれ0.68(同0.60-0.84)、0.56(同0.47-0.67)、0.56(同0.47-0.68)だった。ベースラインのLTPA運動量のみで解析した全死因死亡のハザード比は、0.88(同0.84-0.93)、0.83(同0.78-0.88...