ワクチン接種で腎移植患者のコロナ感染率低下
2022年5月15日 Annals of Internal Medicine
チェコ共和国で、腎移植患者の新型コロナウイルス（SARS-CoV-2）mRNAワクチン接種の状況とSARS-CoV-2感染予防効果を後ろ向きコホート観察研究で検討。2021年2月17日から同年5月16日まで追跡した腎移植患者2101例のデータを解析した。 その結果、ワクチン接種群のSARS-CoV-2感染発生率は1000人日当たり0.474（6万9672リスク日数で33例）に対し、ワクチン未接種群では1000人日当たり1.370（5万7658リスク日数で79例）だった。腎移植患者集団の未調整の発生率比（IRR、ワクチン未接種群に対するワクチン接種群の発生率）は0.346（95％CI 0.227-0.514）、多変量調整IRRは0.544（CI 0.324-0.876）だった。...