スマホで録音した睡眠中の呼吸音でOSA予測

いびきまたは睡眠時無呼吸のため睡眠センターを受診した患者423例（平均年齢48.1歳、男性84.1％）を対象に、終夜睡眠ポリグラフ検査中にスマートフォンで録音した睡眠中の呼吸音を用いた閉塞性睡眠時無呼吸（OSA）予測モデルの精度を横断研究で検討。ノイズリダクションの有無と音の特徴選択で4つの回帰モデルが作成された。 その結果、モデルの精度は無呼吸低呼吸指数（AHI）閾値が5回/時間で88.2％、15回/時間で82.3％、15回/時間で81.7％、曲線下面積は0.90、0.89、0.90だった。回帰分析で、ノイズリダクションなしで特徴選択ありの録音音声の使用モデルの相関係数が最も高かった（r＝0.78、95％CI 0.69-0.88）。AHI（β＝0.33、95％CI 0.24-0.42）および睡眠効率（β＝－0.20、95％CI －0.35-－0.05）に推定誤差との関連が認められた。...