モデルナワクチン、6-11歳の小児にも安全で有効
2022年5月17日
New England Journal of Medicine
6-11歳の小児に対する新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチンmRNA-1273(モデルナ社)を接種の安全性と有効性を第II/III相試験で検討した。 その結果、非盲検用量選択試験のパート1で、安全性と免疫原性に基づき50μgを選択した。観察者盲検プラセボ対照拡大試験のパート2では、小児4016例をmRNA-1273またはプラセボに割り付け、50μgを28日間隔で2回接種した。有害事象は主に軽度かつ一過性の注射部位疼痛、頭痛、疲労がほとんどで、データカットオフ日時点でワクチン接種に起因する重篤な有害事象、小児の多臓器系炎症性症候群、心筋炎、心膜炎は報告されなかった。 パート2の2回目接種から1カ月後、50μgを接種した小児の中和抗体価が1610、100μgを接種した若年成人(18-25歳)が1300だった。いずれの年齢コホートでも接種者の99%以上に血清反応を認め、事前に定めた若年成人に対する非劣性基準を達成した。...
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