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降圧薬使用者の頻繁な食塩摂取で緑内障リスク上昇

2022年5月20日  専門誌ピックアップ

Thessaloniki Eye Study(TES)参加者1076例(平均年齢80.5±4.4歳、女性518例)を対象に、食塩摂取と緑内障の関連を検討。全開放隅角緑内障(OAG)有病率は8.3%、原発性開放隅角緑内障(POAG)は5.8%、偽落屑(PEX)は27.9%だった。 ロジスティック回帰解析の結果、降圧薬使用者群の食塩の頻繁な摂取でOAG(調整後オッズ比2.65、95%CI 1.12-6.28)およびPOAG(同3.59、1.16-11.11)リスクの上昇が見られ、拡張期血圧が90mmHg未満群でもOAGリスクが上昇した(同2.42、1.00-5.84、735例)。食塩摂取とPEXに統計的有意な関連は見られず、降圧薬非使用群でも関連は確認されなかった。...