医療者ヘリ輸送で血管内血栓除去までの時間が90分短縮

ドイツで、遠隔地域の脳卒中センターに医療チームを航空輸送することで血管内血栓除去術（EVT）開始までの時間が短縮するかを検討。遠隔医療支援脳卒中センター13施設の急性虚血性脳卒中患者157例（年齢中央値75歳、女性80％）を対象に、航空介入チーム（Flying Intervention Team）による介入と患者の病院間搬送を比較した。。 その結果、航空介入群の83％、患者搬送群の67％にEVTを実施した。EVTの実施判断から処置開始までの時間中央値は、航空介入群が58分、患者搬送群が148分だった（差90分、P＜0.001）。EVTを実施した患者の3カ月後の修正Rankin尺度障害スコアに有意差はなかった。...