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ワルファリンはDOACより鼻出血発生率が高い

2022年5月23日  専門誌ピックアップ

アイスランドで、臨床的に意味のある鼻出血の発生率が経口抗凝固剤(OAC)間で差があるかコホート研究で検討。2014-19年までの5年間にわたるレジストリと大規模病院5施設のデータを解析した。 その結果、対象期間中、2098例にアピキサバン、474例にダビガトラン、3106例にリバーロキサバン、1403例にワルファリンが投与されていた。計93例に臨床的に意味のある鼻出血が発生し、そのうち11例(12%)が重症の鼻出血事象、1件が致命的な鼻出血だった。ワルファリンは、アピキサバン(100人年当たり2.2件 vs. 0.6件、ハザード比4.22、95%CI 2.08-8.59、P<0.001)、リバーロキサバン(同2.2件 vs. 1.0件、2.26、1.28-4.01、P=0.005)、ダビガトラン(同2.2件 vs. 0件、n/a、P<0.001)より鼻出血の発生率が高かった。...