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下部尿路症状で中高年男性の死亡リスク上昇

2022年5月24日  The Journal of Urology

フィンランドで1994年に50歳、60歳または70歳だった男性1167例を対象に、下部尿路症状に起因する死亡率および下部尿路症状の重症度と死亡リスクの関連を検討。年齢および併存疾患で調整した時間依存Cox回帰を用いて死亡率を解析し、症状と煩わしさの交互作用も評価した。 24年間の追跡期間中、591(50.6%)が死亡した。症状の煩わしさを問わない中等度ないし重度の症状の解析では、排尿症状全般(多変量調整後ハザード比1.19、95%CI 1.00-1.40)、蓄尿症状全般(同1.35、1.13-1.62)、昼間頻尿(同1.31、1.09-1.58)、切迫性尿失禁(同2.19、1.42-3.37)で死亡リスクの上昇が見られた。症状重症度および煩わしさを問わない症状の解析では、昼間頻尿(ハザード比1.31、95%CI 1.09-1.58)および夜間頻尿(同1.52、1.21-1.91)で死亡リスクの上昇が見られた。...