老眼や白内障の眼内レンズ2枚留置法、視力転帰は良好
2022年5月24日 専門誌ピックアップ
老眼矯正のためのレンズ交換または白内障手術を施行した患者25例を対象に、可逆的3焦点矯正を目的とした水晶体嚢への眼内レンズ（IOL）留置＋毛様溝への追加型3焦点IOL留置（duet procedure）後の臨床転帰を単施設後ろ向き症例集積研究で検討した。 その結果、単眼の裸眼遠見視力は試験開始前0.71±0.43logMARから術後3カ月時点で0.04±0.10logMARに、矯正遠見視力は0.12±0.16logMARから－0.01±0.09logMARに改善した。術後の単眼の裸眼近見視力および遠見矯正下近見視力はともに0.06±0.08logMAR、裸眼中間視力は0.00±0.10logMAR、遠見矯正下中間視力は－0.02±0.10logMARだった。単眼の焦点深度曲線で、＋0.75D-－3.5Dでの視力は0.2logMAR以上だった。...