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CAR-T治療後のB-ALL再発、危険因子を特定

2022年5月24日  専門誌ピックアップ

CD19標的キメラ抗原受容体T細胞(CAR-T)療法施行の再発/難治性B-細胞性急性リンパ芽球性白血病(r/r B-ALL)小児および若年成人患者420例を対象に、再発との関連を示すCAR-T注入前の因子を多施設後ろ向きレビューで検討した。 その結果、166例(39.5%)に再発が見られ、50%がCD19陽性50%、41%がCD19陰性、7.2%がlineage switch(LS)だった。累積完全寛解数高値にCD19陽性再発との関連が見られ、注入前の疾病負担高値、ブリナツモマブ不応歴、高齢、4-1BB CAR構造体にCD19陰性再発との関連が見られた。KMT2A再構成ありがLSと関連を示す唯一の注入前危険因子だった。再発後の総生存期間中央値は11.9カ月だった。特にLS群が不良で、長期生存者はいなかった。...