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上部気道消化管再建、局所消毒処置でSSIリスク低下

2022年5月25日  専門誌ピックアップ

米国の3次医療施設12施設で、有茎皮弁または遊離皮弁を用いた上部気道消化管(UADT)再建術を施行した患者554例(年齢中央値64歳、男性66.2%)を対象に、周術期の局所粘膜消毒処置と手術部位感染症(SSI)の関連をコホート研究で検討した。 その結果、術後30日以内のSSI発生率は20.9%で、うち78.4%は頭頸部の手術部位のみに関与した。SSI診断までの期間中央値は11日だった。多変量解析で、周術期の局所粘膜消毒処置(オッズ比0.49、95%CI 0.30-0.77)およびタゾバクタム・ピペラシリン全身予防投与(同0.42、0.21-0.84)は術後SSIリスク低下と関連した。Osseous vascularized flapの使用は術後SSIリスク増加と関連した(同1.76、1.13-2.75)。...