子宮頸管熟化、頸管拡張器がミソプロストールに非劣性

妊娠37週以上で分娩誘発を実施するBishopスコア6点未満の女性307例を対象に、子宮頸管熟化に用いる浸透性子宮頸管拡張器の経口ミソプロストールに対する非劣性を非盲検無作為化試験で検証。頸管拡張器群151例およびミソプロストール群152例を評価した。 その結果、主要評価項目に定めた試験介入開始後36時間以内の経膣分娩率は頸管拡張器群が61.6％、ミソプロストール群が59.2％だった。絶対差は2.4％（95％CI －9-13％）となり、事前に設定した非劣性基準（マージン10％）を満たした。分娩方式に差はなかった。ミソプロストール群の方が子宮頻収縮が高頻度に認められた（46.4％ vs. 23.3％、P＝0.01）。頸管拡張器群の方が良好な睡眠が得られ、腹部の不快感が少なく、疼痛スコアが低かった（P＜0.05）。...