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急性心筋梗塞後の10年死亡率が改善傾向

2022年5月25日  専門誌ピックアップ

米国で1995-2019年に急性心筋梗塞(AMI)から回復した患者398万2266例(平均78.0±7.4歳)のデータを用いて、人口統計学的因子に基づくサブグループによるあらゆる原因による10年死亡率および再発の傾向を評価した。 その結果、主要評価項目に定めた10年死亡率は72.7%、AMI再発率は27.1%で、調整後の年間低下率はそれぞれ1.5%、2.7%だった。サブグループによる死亡と再発のハザード比は、男性対女性で1.13(95%CI 1.12-1.13)対1.07(同1.06-1.07)、黒人対白人で1.05(同1.05-1.06)対1.08(同1.07-1.09)、その他の人種対白人で0.96(同0.95-0.96)対1.00(同1.00-1.01)、メディケア-メディケイド二重資格者対非二重資格者で1.24(同1.24-1.24)対1.21(同1.20-1.21)、保健重点地域対その他の地域で1.06(同1.06-1.07)対1.00(同1.00-1.01)だった。 2007-09年の入院患者の10年死亡リスクは1995-97年の入院患者よりも13.9%低く(調整後ハザード...