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習慣的コーヒー摂取で緑内障リスク上昇

2022年5月26日  Ophthalmology

習慣的コーヒー摂取と原発性開放隅角緑内障(POAG)リスクの因果関係をメンデル無作為化試験で検討。欧州系12万1824人のゲノムワイド関連解析(GWAS)からコーヒー摂取関連の一塩基多型(SNP)を選択し、MRC-IEU英国バイオバンクからコーヒー摂取量、欧州系の患者1万6677例、対照者19万9580例を対象とした公開されている最大規模のメタ解析からPOAGの要約データを得た。 その結果、遺伝学的に予測したコーヒー摂取量が多いフェノタイプ1(杯/日)はPOAGリスクが高くし(オッズ比1.241、95%CI 1.041-1.480、P=0.016)、遺伝学的に予測したコーヒー摂取量が多いフェノタイプ2(高摂取 vs. 非摂取または低摂取)でもリスクが上昇した(逆分散法でのオッズ比1.155、1.038-1.284、P=0.008)。さらに、MRC-IEU英国バイオバンクOpenGWASから得た遺伝学的に予測したコーヒー摂取量高値でPOAGリスクが有意に上昇した(同1.727、1.230-2.425、P=0.002)。...