コロナ感染後のワクチン接種でLong COVID症状緩和

英国で、新型コロナウイルス感染症（COVID-19）ワクチン接種によるLong COVIDの症状抑制効果を観察的コホート研究で検討。英国国家統計局によるCOVID-19感染調査（COVID-19 Infection Survey）に参加した成人（18-69歳、平均46歳、女性55.6％、白人88.7％）のうち、検査で感染陽性確定後にCOVID-19ワクチン（アデノウイルスベクターまたはmRNA）を1回以上接種した2万8356例を対象とし、追跡期間中、6729例（23.7％）がLong COVID症状を報告した。 その結果、初回ワクチン接種後、Long COVIDのオッズが12.8％低下し（95％CI －18.6-－6.6％、P＜0.001）、その後の週当たりの増減は同程度だった（週当たり0.3％、同－0.6-1.2％、P＝0.51）。2回目接種後はオッズが8.8％低下し（同－14.1-－.1％、P＝0.003）、その後は週当たり0.8％低下した（同－1.2-－0.4％、P＜0.001）。社会人口統計学的因子、健康状態、急性期のCOVID-19による入院、ワクチンの種類、感染からワクチン...