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アルブテロール+ブデソニドで重度の喘息増悪リスク低下

2022年5月29日  New England Journal of Medicine

コントロール不良の中等症ないし重症の喘息患者3132例(12歳以上97%)を対象に、レスキュー吸入薬として用いる短時間作用型β2刺激薬(SABA)アルブテロール(サルブタモール)-ブデソニドの固定用量吸入の有効性と安全性を第III相二重盲検無作為化事象主導型(event-driven)試験で検討。高用量併用群(アルブテロール180μg、ブデソニド160μg)と低用量併用群(同180μg、80μg)をアルブテロール単独群(180μg)と比較した。有効性の主要評価項目は、重度の喘息増悪の初回発生とした。 その結果、高用量併用群の重度の増悪リスクは、アルブテロール単独群より26%低かった(ハザード比0.74、95%CI 0.62-0.89、P=0.001)。低用量併用群のハザード比は0.84だった(95%CI 0.71-1.00、P=0.052)。3群の有害事象発減率は同程度だった。...