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副甲状腺手術、執刀医の手術件数多いと再手術リスク低下

2022年6月1日  JAMA Surgery

英国の国民保健サービス(NHS)の125のホスピタルトラストで2014-19年に待機的副甲状腺手術を受けた患者1万7494例(年齢中央値62歳、女性79.0%)を対象に、トラストおよび外科医の手術件数と患者転帰の関連をコホート研究で検討した。 その結果、副甲状腺手術を施行する外科医の人数には変化がほとんど見られなかったが(2014-15年および2018-19年で280人)、年間手術件数は3331件から3848件へと増加した。1年後の再手術リスクに初回手術施行前1年間の外科医の手術件数との関連が見られたが(オッズ比0.99、95%CI 0.98-0.99)、トラストの手術件数とは関連しなかった。このほか、外科医の手術件数に入院期間延長(同0.98、0.98-0.99)、副甲状腺機能低下/カルシウム障害(同1.0、0.99-1.0)、術後合併症(同0.99、0.99-1.0)との関連も認められた。...