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5歳未満の死亡、2%がRSウイルスに起因

2022年6月3日  Lancet

0-60カ月の小児を対象に、世界の呼吸器合胞体ウイルス(RSV)の疾病負荷をデータベースに基づく系統的解析で検討。一般化線形混合効果モデル(GLMM)を適用し、2019年のRSV関連急性下気道感染症の発症、入院、院内死亡を世界と地域(国の開発状況別など)で推定した。 計481件の研究を対象とした。世界の0-60カ月児のRSV関連急性下気道感染症の発症は3300万件、入院は360万件、院内死亡は2万6300件、RSVに起因する総死亡は10万1400件と推定された。0-6カ月児では、発生60万件、入院140万件、院内死亡1万3300件、RSVに起因する総死亡4万5700件と推定された。0-60カ月児の死亡の2.0%と生後28日-6カ月の児の死亡の3.6%がRSVに起因するものだった。RSV関連急性下気道感染症発症の95%以上とRSVに起因する死亡の97%以上が低・中所得国で発生していた。...