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コロナ回復者の半数以上が症状遷延を報告

2022年6月4日  Annals of Internal Medicine

米国立衛生研究所(NIH)臨床センターで、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染回復後も遷延する症状(postacute sequelae of SARS-CoV-2 infection:PASC)の特徴をコホート研究で検討。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)検査確定者189例(うち12%が疾患急性期に入院)と対照の抗体陰性者120例を登録した。 登録時、COVID-19群の55%、対照群の13%にPASC症状があった。女性、不安障害の既往がある参加者のPASCリスクが高かった。PASC該当所見がある参加者は標準検査で報告するQOLが低かった。身体診察と診断検査の異常所見はまれだった。スパイク蛋白に対する中和抗体の陰性割合は、ワクチンを接種していないCOVID-19群が27%はワクチン接種済みのCOVID-19群が0%だった。...