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急性閉塞隅角症、診断前2年間に回避の機会

2022年6月4日  JAMA Ophthalmology

急性閉塞隅角症(acute angle-closure crisis:AACC)の確定診断を受けた米メディケア受給者を対象に、AACCでの初診日前2年間の遡及期間に見られるAACC発症関連因子を後ろ向きコホート研究で検討した。1179例(平均年齢66.7歳、女性65.0%、アジア系4.8%、黒人9.2%、ラテン系10.7%、白人67.1%)がAACCの診断を受けた。 その結果、67.5%が遡及期間中に検眼医または眼科医を受診し、そのうち33.2%が隅角鏡検査を受けていた。隅角鏡検査での解剖学的狭隅角診断率は42.8%だった。39.4%に開放隅角緑内障(OAG)またはOAG疑いがあり、35.1%がAACCリスクが上昇する薬剤を使用していた。著者らは、AACCの危険因子への対処および隅角鏡検査の習熟により、リスクを下げることができると結論を示した。...