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50歳未満の内視鏡検査開始で女性の大腸がんリスク低下

2022年6月4日  JAMA Oncology

看護師健康調査IIに参加した米国女性11万1801例(登録時26-46歳)を対象に、内視鏡検査の開始年齢と大腸がん(CRC)リスクとの関連を前向きコホート研究で検討。250万9358人年の追跡期間中に519例がCRCを発症した。 多変量解析の結果、内視鏡検査未受検との比較で、45歳未満(ハザード比0.37、95%CI 0.26-0.53)、45-49歳(同0.43、0.29-0.62)、50-54歳(同0.47、0.35-0.62)、55歳以上(同0.46、0.30-0.69)での内視鏡検査開始によりCRC発症リスクが有意に低下した。50-54歳での開始との比較で、45-49歳での開始による60歳までのCRC推定累積発症率の絶対低下は10万人当たり72件だった。内視鏡検査未受検との比較で、50歳未満での内視鏡検査開始により55歳未満でCRCの診断を受けるリスクも低下した(ハザード比:45歳未満で開始0.45、0.29-0.70、45-49歳で開始0.43、0.24-0.76)。...